『クライマーズ・ハイ』

試写会なんて、滅多に当たらないなぁ、と思っていたら、その滅多。
映画版『クライマーズ・ハイ』を観て参りました。

『スカイ・ハイ』じゃないですよ。『クライマーズ・ハイ』です。
『たけしくん、ハイ』でもないです。
『クライマーズ・ハイ』。(もう、ええっちゅうねん)

横山秀夫さんの原作が有名なのでしょう。
私は、一昨年ぐらいに放送された、NHKのドラマで、この作品の存在
を知り、その魅力に取りつかれたものです。

1985年8月12日。群馬県・御巣鷹山にJAL123便墜落。死者520名。
世界最大・最悪の単独航空機事故発生。
墜落現場である、群馬県の北関東新聞社で、事故の全権デスクを
命じられたのは、組織から孤立した男・悠木和雄だった・・・

事故を巡る、北関東新聞社(架空の新聞社です。念のため)の記者達
の激動の1週間。
過去のスクープにしがみつき、今も手柄を誇る上層部と、今の現場を
担う若い記者達の、熱い戦い。全国紙との報道合戦。
報道とは何か、地元新聞社にできることは何なのか。命の重さとは。
そのために彼らは・・・

上層部に立ち向かっていく熱さ、信念を貫き通す熱さ、そう、そんな
「熱さ」が、この映画にはありました。
全ては、「真実」を伝えるため。
誰も彼もが必死だった、1週間。
145分の上映時間が、あっという間に感じられる程、見ごたえのある
映画でした。
要所、要所で挟まれる、登山シーンが、ダレ場を作らない構成。
険しい山の自然と、新聞社で繰り広げられる激しい攻防が、見事な
コントラストを描いておりました。


あの日航機事故は、幼かった私にも、衝撃的な「事件」でした。
現場で遺体を運んだ方々、ご遺族の方々、そして生存者の方々には、
本当に暑い、苦しい夏だったことでしょう。
そして、その陰で、こんな戦いが繰り広げられていたことを、今更
ながらに知らされました。

あの夏のことを、私も忘れられずにおります。
改めて、事故の犠牲となられた皆様のご冥福をお祈りします。

映画『クライマーズ・ハイ』の公開は、7月5日からです。


   
posted by 和泉 at 16:13 | Comment(0) | 日記