訪ねて来た友人

最近、占いから話がそれておりますが、本日の日記は更に話が
それて、ちょっぴり怪談めいた話でございます。
苦手な方は・・・ご容赦下さい。


大学1年生の夏に、がんちゃんという友人を海で亡くした。
がんちゃんは、実に人当たりの良い、優しげな好青年で、誰
からも好かれていた。
そのがんちゃんの突然の訃報に、私は悲しみよりも、ただ呆然
としてしまった。
仲間と、彼の実家のある新潟県高田市での葬儀に参列すること
になった私は、すぐさま集合場所である熊谷行きの電車に飛び
乗った。
やっと涙が出てきたのは、その車中でのことである。
上野から熊谷までの1時間、涙はとめどもなくポロポロとこぼ
れ続けた。

そして、葬儀からしばらく経ったある日のこと、私は印象深い
夢を見た。
がんちゃんが暮らしていた下宿の部屋で、一緒に彼の葬儀に
行った6人でしみじみ飲んでいると、ひょっこりがんちゃんが
やって来た。
がんちゃんは生前と変わらぬ様子で、楽しそうに酒を飲み、皆
と一緒になってはしゃいでいた。
ところが、しばらくすると、がんちゃんは急に真顔になって、
「もう、皆とは会えなくなっちゃうんだけど、皆ありがとね」
と言って、スッと立ち上がり、部屋を出て行ってしまった。
なんだか、本当のお別れのような気がして、私は無性に悲しく
なった。

こんな妙に現実感のある夢だったので、夢に出て来たメンバー
にその話をしてみると、不思議なことに、皆一様に似たような
夢を見ていた。
もしや、と思ってカレンダーを調べると、果たして、49日の
あけた日であった。
どうやら、がんちゃんは夢を通じて、最後のお別れに来てくれ
たらしい。
こういうことは、本当にあるのである。

・・・ところが、ぎっちょん。
話はこれだけでは終わらなかったのである。
(最近、引っ張るな)
posted by 和泉 at 23:20 | Comment(0) | 日記
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